Macの仮想化ソフトを選ぶ場合、現在ではVMware FusionかParallels Desktopを選ぶ人が多いと思います。この記事ではVMware FusionとParallels Desktopのベンチマークや使用感について比較したいと思います。
どちらを選んだらいいか悩んでる人に是非参考にしてもらいたいと思います。
今回使用した環境
- Macbook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3Ports)
- macOS Mojave バージョン 10.14.4
- VMware Fusion バージョン 10.1.6
- Paralles Desktop 15 for Mac Pro Edition バージョン 15.1.3(47255)
比較表
Parallels Desktop 公式サイトを見る |
VMware Fusion 公式サイトを見る |
|
---|---|---|
価格 | 8,345円 | 9,939円 |
インストール 可能台数 |
1台 | 複数台 |
Windows 起動時間 |
14秒 | 60秒 |
Windows パフォーマンススコア |
8.1 | 8.0 |
ドラクエ ベンチマーク |
8,018 | 2,793 |
モンハン ベンチマーク |
5,682 | 4,332 |
手軽さ | ||
日本語対応 | ||
動作の軽快さ |
比較時のCPU・メモリ割り当てについて
VMware FusionとParallels DesktopのCPUとメモリ割り当ての設定について、どちらのソフトでもできるだけ同じになるように
- プロセッサコア数:2個
- メモリ:8GB
- グラフィックメモリ:2GB
に設定しています。
また、両仮想マシンにインストールしたWindows 10の設定もクリーンインストールしてから変更していない状態です。
VMware Fusion
Parallels Desktop
価格
- Parallels Desktop:8,345円
- VMware Fusion:9,939円
上記のとおり定価ではParallelsのほうが少し安いです。
購入方法
VMware Fusion
VMware Fusionは探してみたのですがAmazonや楽天では販売されておらず公式サイトからのみ購入可能です。
(私の場合も公式サイトから購入しました。)
Parallels Desktop
Parallels Desktopに関してはAmazon・楽天でも購入可能でしたが、定価より高く販売されていました。(Amazonや楽天では旧バージョンやアップグレード版なども販売されてますのでご注意ください)
こちらについても公式サイトでの購入がおすすめです。
インストール可能台数
VMware Fusionは公式サイトのFAQページによると、1つのライセンスで個人が所有する複数台のMacコンピュータにインストールすることが可能です。
Parallels Desktopでは1ライセンスで1台と制約があるので、複数台のMacでの使用を考えている場合、VMware Fusionを選ぶとコスト削減が可能なため積極的に選択してもいいと思います。
Windows 起動時間
VMware FusionとParallels Desktopの仮想マシン(Windows 10)のデスクトップ画面が表示されるまでの時間を計測すると、以下の結果になりました。
- VMware Fusion:60秒
- Parallels Desktop:14秒
以下は比較動画です。
上の動画を見ていただくと、起動時間は圧倒的にParallels Desktopのほうが速いことが分かります。
Windowsエクスペリエンスインデックス値の比較
ここではWindowsエクスペリエンスインデックスの測定値を比較します。
Windowsエクスペリエンスインデックスとは、Windows 10の標準機能でプロセッサやディスク、グラフィックスなどのPCの性能クラスを簡単に調べられる機能です。
コマンド実行するだけで確認はできますが、今回は分かりやすいようにスコアをGUI表示するツールを使用します。
結果、以下の通りVMware Fusion とParallels Desktopでほとんど差はありませんでした。
VMware Fusion
Parallels Desktop
Windows 3DCGゲーム ベンチマークソフトでの比較
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト
VMware Fusion
Parallels Desktop
モンスターハンター フロンティア ベンチマークソフト
VMware Fusion
Parallels Desktop
Windows 3DCGゲーム ベンチマークソフトでの比較はどちらもParallels Desktopのほうがスコアが高い結果となりました。
MacでWindowsのゲームをやりたい人は、Parallelsのほうがおすすめです。
実際に使用してみての感想
手軽さ
どちらも簡単に利用できるのですが、Parallels はインストールして数クリックでWindowsが使えるようになり、想像以上に簡単でした。
VMware Fusionの場合は、ISOファイルかインストールメディアを準備する必要がありましたのでParallelsのほうがお手軽に利用できると思います。
日本語対応
VMware FusionとParalles Desktopはどうちらも日本語に対応しているのですが、Parallelsの日本語が少しおかしいところがある気がしました。
しかし、意味は普通にわかるので利用するのに問題はありません。
動作の軽快さ
VMware Fusionは少し動作が重いです。
Microsoftのオフィスソフトなどを使用すると、ファイルを開くのに数十秒かかったり、一瞬フリーズすることがありました。
まとめ
基本的にはParallelsをおすすめします。
複数台のMacにインストールしたい場合や、Parallelsを使用して不具合がおこる人などはVMware Fusionを選ぶといいでしょう。
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