スマホアプリなどで連続でタップをする単純作業が必要なことは結構多いかと思います。マクロツールやiOSのスイッチコントロールを使えば簡単に連打はできますが、アカウントBANされるのが怖いので、外部から自動でタッチする装置を作ってみました。はんだ付けなどが必要でしたが、電子工作初めてでも簡単に作ることができました。
この記事では、この装置の作り方と材料にかかった費用などをご紹介します。
動作動画
使用したもの
マイコンボード (Arduino)
費用をできるだけ抑えるためにArduino純正品ではなく、以下のArduino Leonardo 互換品のPro Microを購入しました。
リレータッチボード(ドライバ有り)
スイッチサイエンスで販売されている、タッチモジュールです。
「ドライバ有り」と「ドライバなし」が販売されていますが、今回はArduinoで使用するので「ドライバ有り」を購入しました。(送料は200円かかります)
電線
Arduinoとリレータッチボードをつなぐ電線が必要です。
私はAmazonで182円の以下を購入しました。
はんだごて
はんだ付けが必要なのではんだごてを持っていない人は用意してください。
私もはんだごてを持っていなかったので、取り急ぎ下記の安価なセットを購入しました。
USB-A to micro USB-B ケーブル
PCとArduino 互換機を接続する為に使用します。
かかった費用
マイコンボード | 749円 |
リレータッチボード | 662円 (+送料 200円) |
絶縁電線 | 182円 |
合計 | 1793円 |
※上記にはんだごてなどの工具は含まれていません
自動タップ装置 作り方
はんだづけ
上記のマイコンボードを使用した際のはんだづけを行うピンを記載します。
純正品や他メーカーが販売しているPro Microではピンの位置が異なる可能性があります。
以下のピンをはんだ付けします。
Pro Micro側 | リレータッチボード側 |
---|---|
VCC | 5V |
GND | GND |
EN | 4 |
Pro Micro側の「GND」ピンは複数あり、どこを使用しても問題ありません。
Arduino IDE プログラミング
#define EN PD4 // リレータッチボードのENと接続する端子を指定 void setup() { pinMode(EN, OUTPUT); } void loop() { // 0.025秒毎にON/OFF digitalWrite(EN, HIGH); delay(25); digitalWrite(EN, LOW); delay(25); }
まとめ
比較的簡単に目的のものを作ることができて良かったと思います。
今後、マイコンを使わずタイマーIC等を使い、低コストで作ってみたいと思います。
参考
https://toranoana-lab.hatenablog.com/entry/2019/12/06/182657